先日、弊社にて「Snowflake & Databricks初心者向けハンズオン」を開催しました!今回のハンズオンの様子をレポート形式でお届けします。
勉強会の目的
このハンズオンは、SnowflakeやDatabricksに関する案件のご相談が増加傾向にあり、これまで以上により質の高いご支援を提供するため、データギルドメンバーのキャッチアップと組織としての対応力向上を目指して企画しました。
SQLやデータ分析ツールの経験があるメンバー向けに、SnowflakeやDatabricksを学べる場として用意しました。参加者が実際にそれぞれのサービスに触れ、その特徴や活用方法を理解することで、明日からの実務に活かせる第一歩となることを目的としております。
勉強会の概要
座学
SnowflakeとDatabricksの基本機能や特徴を中心に、BigQueryなど他の主要なデータ基盤との比較や、それぞれの活用メリットについて解説を行いました。
Snowflakeについては、クラウドネイティブなデータウェアハウスとしての操作性の高さや、BI・レポーティングとの親和性の高さなどを取り上げ、主にデータ分析・可視化用途での優位性を紹介しました。一方、Databricksは、大規模データ処理や機械学習パイプライン構築に強みを持つ基盤として、Python、R、Scalaといったマルチ言語対応や、非構造データ(画像など)の取り扱い機能についても取り上げました。
また、単なる機能比較にとどまらず、業界ごとの活用シーンや、各プロダクトの進化の方向性、料金体系の違いといったビジネス面の観点も交えて議論や情報共有を行いました。
ハンズオン
実際にSnowflakeとDatabricksにログインし、以下の操作を体験してもらいました。
Snowflake: データベース、スキーマ、テーブルの作成、ローカルからのデータロード、AWS S3からのデータ連携(外部ステージの利用)
Databricks: カタログ、スキーマ、ノートブックの作成、可視化・ダッシュボード作成
ハンズオンは以下のタイムチャートで実施しました。詳細は次のセクションで紹介します。

ハンズオンの内容
実際に以下の操作を通じて、両サービスの機能に触れることを体験してもらいました。具体的にどのような機能を試したのか紹介します。
Snowflake
① Web UIを通じてデータベース、スキーマ、テーブルを直感的に作成する。
② SQLワークシートでSQLクエリを実行し、データを操作する。
③ ステージ機能を使ってCSVファイルをアップロードし、テーブルへのデータロードを実践する。また、外部ステージ連携を通じて、S3からデータを取り込む仕組みを理解する。
Databricks
① ワークスペース内でノートブックを作成し、Pythonベースの環境でSQLを実行する。
② カタログ、スキーマの概念に触れ、データレイクハウスの構造を把握する。
③ ダッシュボードやVisualization機能を体験する。
今回のハンズオンは、SnowflakeやDatabricksに初めて触れる方も多かったのですが、問題が発生した際は主催者・参加者が積極的にディスカッションすることで、スムーズに学習できるような会になりました。
参加者のコメント
参加者からのフィードバックの一例を紹介します。
心理的ハードルの低下と学習機会の提供
「新しいツールを初めて触るときは、取っ掛かりで不安になってしまうので、導入をハンズオンでやらせていただいたのは心理ハードルが下がってありがたかった」という声のように、ハンズオンで実際に触れることで未経験のツールに対する学習の心理的ハードルが大きく下がったというコメントが多数ありました。
実践的な学びとツールの特性理解
「SnowflakeとDatabricks双方を実際に触ることで、特性の違いを学ぶことができました」や「Snowflakeの方が初心者向けで使いやすい、Databricksは高度で複雑だがいろんなことができる」といったコメントから、単なる座学だけでなく、手を動かすことで各ツールの特徴や向き不向きを肌で感じ、実践的な理解を深めることができた点が挙げられました。
実務利用する際の課題仮説
参加者はデータ活用の実務経験があるので、「運用に頭を使いそう」「権限管理が非常にセンシティブだと感じました」「実運用・本番コードとの線引きや整理が難しそう」といった実運用における課題のコメントもあり議論が活発に行われておりました。
最後に
SinkCapitalは、データを活用して顧客課題を解決するギルド型組織です。
最新のデータ技術に興味があり、自ら学び、成長していきたいという意欲のある方を求めています。
- 未経験の技術にも挑戦したい方
- 実践的なスキルを身につけたい方
- チームで協力して課題を解決していくことに喜びを感じる方
SinkCapitalには、今回のハンズオンのように、新しい知識や技術を学ぶ機会があります。ご興味をお持ちいただけた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。