CASES

事例紹介

【事例紹介】IVRy様の分析基盤データパイプラインの設計・開発をお手伝いさせていただきました

データドリブンなマネジメントオペレーションでビジネスを設計する

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 電話自動応答サービスを提供する株式会社IVRyは、進化が起こりづらかった電話対応の領域にフォーカスし、サービス開始当初から成長を続け、2022年10月時点で累積アカウント数3,000件を突破しています。そんな中、代表の奥西さんはサービス提供価値の電話自動応答の中で、「電話のトラクションデータの利活用」に着目したデータドリブンなマネジメントオペレーションができる環境を模索されていました。
 今回弊社ではそんな急成長するサービスにおけるデータ分析環境構築のお手伝いをさせていただきました。

プロダクトの成長に合わせて必要十分を導く

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 今回はお手伝いさせていただくに当たり、最初は具体的なご依頼内容は決めず、データの利用目的などカジュアルに相談させていただくところからはじめました。その中で奥西さんの考える「Data Driven Management*」の思想について聞かせていただき、サービスの急成長を邪魔しないスピード感が重要であることがわかりました。その状況を踏まえ、今回「必要十分はどこか」を重点的に検討させていただきました。例えばすでに存在していた手動運用は必要条件を満たせていないが、逆にカラム変更自動反映は十分すぎるといった議論を重ねました。
 そういった「最短速度で必要十分を導く」作業を行う中で、最終的に重要視させていただいた点は「マネージドサービス・マイクロサービス化・コード管理」の3つでした。まずマネージドサービスを利用することで拡張性が低くなる一方、短期間で多くの要件を満たしつつ高いサービスレベルを保つことができます。そしてその拡張性を補うためにマイクロサービス化を進め、今後プロダクトの成長に合わせてパイプラインを入れ替えることができるようにしました。最後にマイクロサービス化したものが煩雑にならないよう、CI/CDを用いつつ全体をコード管理し、それぞれのデメリットを補う形でメリットを最大化しました。

※「Data Driven Management」の詳細は、奥西さんの記載されているこちらをご参考いただけますと幸いです。

BigQuery Data Transfer Serviceを中心としたパイプラインの構築

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 今回詳細な要件は省きますが、構成において以下要因から「BigQuery Data Transfer Service」を中心としたパイプラインを設計させていただきました。特にコード管理できるメリットが大きく、それによって多くのパイプラインをシンプルなコードで管理することができています。

  • BigQueryに含まれるマネージドサービスである
  • コード管理できるため複数パイプラインを管理できる(terraformが利用可能)
  • 定期実行及び通知機能が存在
  • データ元がAmazon S3・Amazon RDS・Amazon Dynamo DBと3種類のみで、Amazon S3への出力形式を統一しやすい
  • 元々テストデータ挿入等で社内に利用実績が存在した

これによって短時間でデータパイプラインを構築することができ、早期にデータ分析を開始することが可能となりました。テーブル構成変更やテーブル追加もコードの変更で対応できるため、初期フェーズにおけるパイプラインは低い開発コスト・運用コストで進めることができるとができています。

最後に使用感について伺ってみました

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 最後にパイプラインの使用感について、代表の奥西さん・エンジニアの町田さん・堀田さんに伺いました。

奥西さん
 本林さんとは前職での関わりもあって、カジュアルに30分程度相談させていただいてから、実際に実利用できるまで1〜2ヶ月程度でプロジェクトが進みました。 IVRyのような事業開発フェーズの会社や事業において、エンジニアリソースはコアビジネスロジックや開発で逼迫していることが多いと思いますので、自社のアセットのように速度感・クオリティ・気配りが効くプロジェクト進行で非常に助かりました。 また、実際にビジネスデータがBigQueryに繋がることによって、ビジネスサイドの分析工数やビジネス解像度が改善し、実利としても大きなインパクトとなりました。 今後もデータパイプラインまわりでなにかあればお願いしたいです。

町田さん
 IVRyでは、かなりの量の電話自動応答データが日々溜まっていきます。これまでも一部のテーブルで分析を行っていましたが、実行が遅くストレスでした。今回、SinkCapital様には、活用できていなかったデータも含め、幅広いデータのパイプライン処理を実装していただきました。BigQueryの処理速度は非常に高速なのでストレスなく利用でき、ビジネスサイドが自らダッシュボードを作るような動きにも繋がりました。社内のデータ活用の幅・速度が一層改善したことを実感しています。

堀田さん
 エンジニアとしてやりたくても手が回せていなかったデータパイプラインの初期構築を担っていただくことができ、とてもありがたかったです。IVRyのプロダクト開発で利用している技術スタック(TerraformやCodeBuild等)を利用しながらパイプライン構築をしていただいたおかげで、構築後も問題なく運用できています。スタートアップあるあるだと思いますが、弊社のプロダクトDBのテーブルやカラム定義の変更は頻繁に行われているものの、パイプライン部分の追従を簡単にやりやすい作りになっており、設計の良さを日々感じています。

 このようなデータパイプラインの構築をしてみたい方や、その他データを用いた価値創出について詳細を聞いてみたい方はこちらからお気軽にお問合せください。データ人材特化ギルドであるため、営業非介在で直接スペシャリストにご相談頂けます。

SinkCapitalではデータに関する支援を行っています

弊社はスペシャリスト人材が多く在籍するデータ組織です。 データ分析や分析基盤の設計などでお困りの方がいらっしゃれば、 まずは無料で、こちらから各分野のスペシャリストに直接相談出来ます。